皆様の会社においても「就業規則」をお持ちだと思いますが、就業規則は「会社の法律」です。
「他の会社の就業規則を真似した」「インターネットからダウンロードした」

…はたしてこれでいいのでしょうか?

労働基準法という大きな括りの中で、自社の法律と他社の法律には違いがあって
当然です。まず労働環境が違いますし、働いている社員も違うからです。
そこで自社に合った「就業規則の作り方」について全12回にわたって、
項目ごとのポイントをご説明していきます。
これを機会に就業規則の作成や見直しについて、一緒に取り組んでいきましょう。


就業規則には賃金や労働時間・休日、退職・解雇等の多くの項目が網羅されていますが、
第1回目のテーマは「経営理念」から見ていきます。


経営理念とは、経営トップの交代や社内環境の変化があっても簡単に変わることのない
会社の長期的・普遍的な価値観や存在理由を表現したものです。
経営理念によって会社は長期的な目標を明確にでき、社員は働く目的を共有できる
ようになります。

どういったものかと言いますと、

会社の存在価値を示すものや会社活動の方向性、社員に対する考え方etc…
「こういった社員になってほしい」「これだけは頑張ってほしい」「会社をこうしてほしい」
というお気持ちを、皆様お持ちのはずです。
そのお気持ちを言葉にして就業規則に落とし込むだけで、社員の心構えは必ず違ってきます。

就業規則一つで社員の意識は必ず変わります。モチベーションを上げることだって
できます。その結果、会社を成長させることに繋がります。
会社は「社員を成長させる場」であり、社員は「会社を成長させる」ことが仕事です。
求められていることは、いかに社員を成長させるきっかけを作ることができるか?
この一言に尽きます。そのきっかけの一つが経営理念であるわけです。

ある小料理屋での話ですが「顧客に満足して帰ってもらう」ことを経営理念の
大枠に掲げ「時代に合った料理の提供」「料理にあったお酒の提供」等、数多く
派生させています。創業から古い歴史があるからこそ味を変えない、のではなくて
顧客満足を考える上で味を変えるのは当然だとまで言っておられました。


方法や展望は違えど理念は続きます。本やインターネットで調べると逆に難しい
ものですが、社長の思い・役員の思い・幹部の思いを単純に言葉にするだけで結構です。
難しい言葉を並べる必要もありません。今思いついた言葉をノートにメモする感覚で
十分です。ちなみに今、パッと出てきた「思い」はありますか?
それこそが経営理念の礎ですよ。