本日は高校野球の決勝戦が行われる日です。

おそらくこのメールマガジンが皆様の元へ届いた頃は
試合の真っ最中か、はたまた優勝校が決まっている頃でしょうか。

そんな特別な日と新シリーズの連載開始日が重なるなんて!
ある意味運命を感じます。


前置きはさておき、本シリーズではリーダーのあるべき姿について、
野球界で数々の功績を残している野村克也氏の言葉を借りながら
考えて行きたいと思います。


あなたにとって理想の上司(リーダー)は誰ですか?



毎年ランキング形式で見かけますが、今年の1位は男性が橋下徹大阪市長、
女性が女優の天海祐希さんでした。

ほとんどの人が会ったこともない人を自身が持つイメージで
選んでいるはずです。

橋本市長も「市の職員に聞いたら、絶対にそんな順位にならない。
同じ組織にいないから無責任に言えるんじゃないですか」と語っています。

主観的にせよ客観的にせよ、理想の上司として名前が挙がることは
とても光栄なことだと思います。


この「理想の上司アンケート」の過去の結果を見てみると、
野村監督のみならずプロ野球監督の名前が多く挙がっています。

ベテランと若手を組み合わせてチームにまとめあげ、ゴールに向かって
最大限の効果をあげさせる姿は、企業を動かすリーダーに通じるものがあります。


本シリーズであえて野村監督を選んだのは、彼が先見の明がある指導者
だったからです。


彼の指導者としての代表的な手法を挙げてみます。

@目に見える形で他人を鼓舞し公的な場でも頻繁にスピーチを行う
A変化のための会話やディベートを好む
B野村再生工場の運営
C期待する選手をあえてけなすボヤキ
D野村ノートによる長時間ミーティング
EID野球の確立

これらを駆使することによって就任当時、弱小チームだった
ヤクルトスワローズを常勝軍団へと変えていきました。


そんな野村監督ですが、「人生」という言葉を次のように解釈しています。

人として生まれる―運命
人として生きる―責任と使命
人を生かす―仕事、チーム力
人を生む―繁栄、育成、継続

生まれてきたからには、己れ自身も仲間も使命を抱き人間を磨いて成長しよう、
ということでしょう。


このほかにも数々の名言があります。

それぞれの言葉の根幹は野球に対するものであったとしても、
そこには組織を監理・運営していく上での心構え、リーダーとしての
資質・考え方のヒントがたくさん詰まっています。


長年勝負の世界で生きてきた名将の言葉を紐解きながら、
私なりに考える「リーダー像」をお伝えしていきます。