前回の第10回までに管理職としての考えやコーチングなどを
お話してきました。


今回は管理職としてのトレーニングとして基本的な職場での
スタンスをいくつか挙げてみたいと思います。


まず一つ目ですが、


完璧な上司はいない、ということです。


完璧な上司はこの世の中にはいない!ということを言いたいのではなくて、
人間というものは誰しも完璧ではないので完璧でない上司を少し見せつつ、
部下との距離を縮める努力をしましょう、ということです。


管理職たるものプライドは持つものだ。
尊敬されるべきものだ。


という考えの上司は多いです。


完璧であることを管理職が意識してしまうと管理職としては、


弱みを見せれない・・・
笑われてはいけない・・・


と、どうしてもガードが固くなります。


そうなると、職場は常に緊張した雰囲気になり、もし管理職が勘違いを
した場合には、部下が陰で笑うことになり、ヘンな空気が職場に流れます。
一層距離が離れることになります。



次にですが、
やはり仕事ですから「勝ち」「負け」にはこだわる必要があります。
大人になれば全力という言葉や態度というのは少し恥ずかしい思いがあります。


でも仕事をする上でココ一番という山場の時には、
勝負のこだわりを持たねばなりません。
最近はこういう時に手を抜く人がいます。


管理職がそういう時に勝ちにこだわる姿勢を見せれば部下も、
大切な場面だという気持ちになり気が引き締まります。


そういう雰囲気にもなるはずです。


でないと、部下は「楽な職場だな〜」と気が緩むはずです。


勝ち負けにこだわるのは職場を一つにまとめ、やる気に火をつける役割をはたします。



今回の最後ですが、社内で評論家になる管理職がたまにいます。


評論家になるタイプとして頭が切れるタイプの人が多いように思います。
でも社内の課題や問題点を見つけることはしますが、改善したり解決したりはしません。


例えば部下が大きな受注を逃した場合に、
「あの社長はどこそこの社長と仲がいいからね」といった感じです。


部下としては自分の努力が踏みにじられたように思うはずです。


今後への対応策も出てきません。


何か問題が起こった場合や自分の手に負えないことがあった場合にいきなり現場から
逃げるパターンもあります。


部下としてはビックリです。


そういう時こそ部下と真剣に話し合い、過程の確認と二度と同じことにならないための
工夫が必要になります。


今回は3点ほどお話しましたが、結局は部下も普段から管理職として上司を
よく観察しています。信頼もしています。


管理職として単純な態度や言動をしがちですが、部下の置かれた状況や
立場を考え今どのような言葉が必要なのか?常に考える必要があります。


次回は最後になります。全12回のまとめをお話する予定です。