毎年9月は社会保険料の改定月です。7月に提出した算定基礎届(定時決定)
に基づいて、標準報酬等級が変更になるのに加え、厚生年金保険の保険料率も
改定されます。


ここで簡単におさらいをしておくと、社会保険料は月を単位に計算します。
被保険者資格を取得した月は、加入期間が1日であっても1か月分の保険料が
徴収されます。

逆に資格を喪失した月(退職日の翌日が属する月)は、保険料は徴収されません。
ただし、資格を取得し、その月のうちに喪失した場合は1か月分の保険料が
徴収されることとなります。


月末に退職した場合は、喪失した月は翌月となるので退職した月の保険料を納めます。
月の途中入社・途中退社でも日割り計算することはありません。


通常社会保険料は、当月に支払う給料から前月分の保険料を控除します。
例えば、9月分保険料は10月に支払う給料から控除します。


上記のとおり社会保険料は翌月控除が原則ですから料率の改定、等級の改定によって
従業員の給与から控除する額は、10月分の保険料から新しい等級、新保険料率で
計算することになります。

(例外的に当月控除している事業所については9月の給与から変更となります)


 新しい厚生年金保険料率は以下の通りです。

【一般被保険者】
(改定前)16.412% ⇒(改定後)16.766%

【坑内員・船員の被保険者】
(改定前)16.944% ⇒(改定後)17.192%


事業主負担分および被保険者負担分は、それぞれ半分の8.383%です。

今回改定された厚生年金保険料率は、平成25年8月分(同年9月納付分)までの
保険料を計算する際の基礎となります。

また厚生年金保険料率は平成29年9月まで毎年改定され段階的に引き上げられます。


【厚生年金保険の保険料率の変更】
               全額 折半額
平成24年9月分〜平成25年8月分 16.766% 8.383%
平成25年9月分〜平成26年8月分 17.120% 8.560%
平成26年9月分〜平成27年8月分 17.474% 8.737%
平成27年9月分〜平成28年8月分 17.828% 8.914%
平成28年9月分〜平成29年8月分 18.182% 9.091%
平成29年9月〜        18.300% 9.150%



なお、厚生年金基金に加入する方については、上記の一般被保険者または坑内員・船員の
被保険者に応じた保険料率から、基金ごとに定められている免除保険料率(2.4%〜
5.0%)を控除した率となりますのでご注意ください。



【10月中にやっておくべき事務処理】

● 所得税予定納税の減額申請(15日までに)
● 所得税予定納税の修正申告・納付(31日までに)
● 個人事業税の2期納付(31日までに)
● 個人事業者の当年分消費税の中間申告(31日までに)
● 9月決算法人の確定申告・翌年3月決算法人の中間申告(31日までに)
● 12月・翌年3月・6月決算法人の消費税中間申告(31日までに)