磨けば光る原石のような人材を見つける為には、まず求人広告を出さなければなりません。
人を採用するにはまず、「私達の会社はいまこんな人材を募集していますよ」という
メッセージを広く伝える必要があるのです。

今回はそんな求人広告のお話です。

ひとくちに求人広告といっても有料のものから無料のものまで、
そしてその形についてもポスターや雑誌、あるいはインターネットまで多種多様です。
全てをご紹介する訳にはいきませんので、
ここでは代表的なものに絞っていくつか見ていきましょう。


まず一番身近な存在といえるのが「ハローワーク」(職安)での求人ではないでしょうか。
ハローワークを利用する最大のメリットは、何といっても無料で利用できることでしょう。

ハローワークの専用端末やインターネットでの求人情報の公開はもちろん
、担当者が会社まで訪問して求人相談にも乗ってくれます。
それら全てが無料で出来るというのが大きな魅力です。
また仕事を探している利用者数も非常に多く、
特に失業者を中心に「仕事探しといえばハローワークで」という方もいらっしゃいます。

ただし会社の情報は必要最低限のものしか公開されないので、
企業の理念や風土等を求職者に分かりやすく伝えることは不得手です。
欲しい人材像からかけ離れた人が応募してくることも少なくありません。


次に「求人情報誌」について考えてみましょう。
一昔前までは書店やコンビニで転職情報誌やアルバイト専門誌がよく売られていましたが、
現在はそういった有料誌よりも無料配布形式(フリーペーパー)が急増してきました。
駅の構内に無料の求人情報誌が置かれている姿もよく見ます。

こういった求人情報誌は基本的に地域密着型のスタイルなので、
場所的にピンポイントで求人をかけるには有効です。
また、雇用契約の形態としてはパートやアルバイトが圧倒的に多く、
読者層も当然そういった方々が多いです。
経験者を正社員として採用するような場合には不向きなこともあるでしょう。


さて、10年前にはそれほど利用されていなかったにもかかわらず、
最近ではすっかりその主役としての地位を確立したのが、インターネット上の「求人サイト」です。
仕事を探している人から見れば「転職サイト」や「就職サイト」と呼ばれるものですね。

インターネットの特徴を活かして、自宅にいながら(あるいは外出先でスマートホン片手に)
希望する職種や年収、勤務地等で検索できる便利さが求職者に好評です。
今や転職者の80%以上がこうした求人サイトに登録をしているとも言われています。
特に20代から30代の男性が利用の中心となっています。

一般的に求人サイトはハローワークや求人情報誌に比べて載せられる情報量が豊富ですので
企業イメージも伝わりやすく、ある程度ミスマッチは防げます。
また、企業情報が様々な利用者の目に留まることで、一定の宣伝効果も見込めます。
しかし大手求人サイトの場合だと1件の求人につき最低でも数十万円からと、
コスト面では他より高価なこと、さらに掲載企業数も多いので
どうしても大企業や良条件の企業へ人材が偏ってしまう傾向があることがネックです。

また、忘れてはいけないのが自社ホームページ。
会社の理念や風土、企業イメージを明確にダイレクトに伝える力をもっています。
ほとんどの求職者は、ハローワークや求人サイトでお目当ての会社が見つかれば、
その会社のホームページを検索して訪れます。


このように、それぞれの求人媒体によってその特徴は一長一短と言えます。
したがって、どのような人物像を求めているのかを出来るだけ具体的にイメージしておき、
そのターゲットにふさわしい媒体を選択することが重要です。



次回は、求職者と会社とのミスマッチを防ぎ、効果的な採用を行うためにはどういった求人広告が
良いのか、その内容を具体的に見ていくことにしましょう。