前回のお話で、人を採用する為にはどのような人物像を求めているかを
出来るだけ具体的にイメージし、そのターゲットにふさわしい媒体を選んで
求人広告を出すことが重要だとお伝えしました。

さて、ではどのような求人広告にすれば、理想の人材が集まるのでしょうか。


今回は、求人広告を作成するのに気をつけなければいけない点を、
いくつかのキーワードごとに見ていきましょう。


【募集の背景】
来月退職する社員の欠員補充なのか、
それとも事業拡大に伴う新規スタッフの募集なのか、
前者か後者かで応募者の受ける印象は随分異なります。

もし今回の募集に前向きな背景があるのであれば、是非求人広告に表記するべきです。
たったそれだけで会社に対するイメージにプラスの要素が働き、応募者の数は
増えるでしょう。


【人物像】
今、自分たちの会社で求めている人物像を出来る限り詳しく表記してください。
優先されるべきなのは協調性なのか、はたまた自ら突進する力強さなのか。
例えばひとくちに営業マンといっても求められる資質は様々です。

社風などを合わせて記しておくことによって、さらに理想の人物像を
しっかりと伝えることが出来ます。


【わかりやすさ】
求人広告というのは、誰が読んでも分かりやすくなければいけません。
単に「営業職」とするだけではなく、
法人相手なのか個人相手なのか、ルートセールスなのか新規開拓中心なのか、
あるいは営業のスタイルや1日の訪問件数などを、具体的に仕事内容を
イメージできるように表記することで、予めミスマッチを防ぐ役割があります。

折角時間とコストをかけて採用活動をするのですから、
採用後に「思っていたのと違うので辞めさせて頂きます」
なんていう台詞は聞きたくありませんよね。


【差別化】
同じ時期に同じ業種や同じ職種で求人をかけている会社は他にもたくさんあるものです。
そんな中で「他社とは違う何か」を求人広告の中に見つけてもらえれば、
優秀な応募者が集まる確率もぐっと上がります。

社内では当たり前のことでも、世間一般から見れば「すごい!」と思えることは
ありませんか?きっと御社にも1つか2つはあるはずです。
是非それを見つけて求人広告でアピールしてみましょう。


【タイミング】
転職者の場合、一般的には賞与の時期や年末、あるいは年度末の区切りで
転職活動を開始する傾向があります。

従ってもし調整が可能であれば出来るだけそういった時期に合わせて
求人広告を出すことで、優秀な人材が見つかる可能性が高まります。


【視覚効果】
ハローワークや折込チラシでは難しいのですが、もしインターネットの
求人サイトに求人広告を出す場合、是非チャレンジして頂きたいのが、
職場の風景やスタッフの写真を掲載することです。

たった1枚の写真が、何百文字の説明よりもはるかに雄弁に会社の雰囲気を
伝えてくれることになります。
もちろん笑顔の写真が好ましいのは言うまでもありませんね。


上記の点に気をつけて作成した求人広告が出来上がったら、
一度求職者の立場に立ってその内容を見つめなおしてみてください。
しっかりと御社の魅力が伝えられているでしょうか。
求人広告を作った本人が「ここを受けてみたい!」と思うぐらいであれば
言うことありません。

後は広告を掲載して応募者の反応を待つばかりですが、
実はここでも注意点がひとつあります。

それは求人中であることを社内にしっかりと周知しておくことです。
折角応募者から問い合わせがあったのに、電話応対した人が知らなかったでは、
応募者の第一印象が違ってきます。最低限、どんな求人を出しているのかぐらいは
理解しておくことで、応募者を迎える体制を社内で整えておきたいものです。


さあ、次回はいよいよ採用面接の開始です。
「面接=人を見る」
このポイントから面接編をスタートしたいと思います。