今回のテーマは、忘れがちな手続きについてです。

入管における手続きに関することは今回割愛させていただきますが、
採用・在職中・退職の場面でさまざまな事務手続きが発生します。

そのほとんどが日本人労働者と同様の手続きですが、採用と退職手続きの際に
意外と忘れがちな手続きが、留学生のアルバイトに関するハローワークへの届出です。

平成19年より改正雇用対策法が施行され、雇用状況の届出が義務となっています。

雇い入れした外国人労働者の方が雇用保険被保険者の場合、雇用保険被保険者
資格取得届または喪失届の記載事項で網羅されているため、届出忘れ自体は
少ないのですが、雇用保険の被保険者ではない場合、指定書式(様式第3号)にて
届出が必要となってきますので意外と忘れがちです。

シリーズ第3回で少し触れたのですが、資格外活動の許可を確認することや、
税金については、2国間に租税条約等がある場合の届出書も忘れがちなので
ご留意ください。

その他では、厚生年金保険にかかる脱退一時金の支給申請手続きも忘れがちです。

厚生年金加入期間が6ヶ月以上あって帰国した場合に、申請が可能です。
この一時金は日本国籍を持たない方にのみ認められたものですが、被保険者が
資格喪失してから出国後2年以内に申請が必要です。

また日本と相手国との間で社会保障協定が存在する場合、「年金加入期間の通算」
を行うか、脱退一時金を受けるか確認が必要です。

コミュニケーションも円滑に行い、仕事面でも良好な関係を築いていたとしても、
手続きを忘れていた等が原因で行政からの指導を受けたり、外国人労働者の方に
猜疑心や不安感が生じるケースがありますので、一度点検をしてみても良いかと
思います。
ご不明点はいつでもお気軽にお問い合わせ下さい。