「配置転換と心の病」


配置転換による「職場環境の変化」がきっかけで心の病(うつ病)となり
自殺してしまうケースは少なくありません。


「今までどおり同じ会社で働くことには変わりない」
とお思いの方もいるでしょう。



その考えは捨てて下さい。


配置転換により職種が変わることをイメージしてみて下さい。
これまでやってきた業務とまったく異なる業務を行うということは、
それだけでストレスを抱え込んでしまいます。


入社したばかりの新人であれば研修等々で業務レベルを上げることもできますが、
配置転換時の多くは


「まわりの人の仕事を見て盗め、覚えろ」


新人に対して行うような研修はなく、自己研鑽(しかも自己責任)が中心となります。
それだけならまだマシです。


新人であれば業務目標値等も甘かったりするものですが、
配置転換の場合は「これまでもうちの会社で働いていた」わけですから、
新人と同じような水準を求めるはずもありません。

新人よりも賃金水準が高いのも事実ですから、それに伴うだけの結果を残せ
というのが会社の嘘偽りない気持ちでもあるでしょう。


ここまでが配置転換を命じられてからの一例です。


この心理状態で業務ミスをしてしまったら?

新人以上に不安な気持ちに襲われるのは当然として、年齢を重ねた分だけ物覚えも
悪くなります。自分より年下の人間に教わるのが恥ずかしいという気持ちも抱きます。


不安、焦り、失敗、周囲への迷惑・・・それらが最終的には自信の喪失に繋がり、
大きなプレッシャーになるわけです。


ただし、会社を経営する以上、必要な配置転換の機会も少なくありません。

冒頭に申しました「職場環境の変化」、これをマイナスではなくプラスになるよう
教育・研修の制度化で能力を発揮しやすくすることが配置転換時に大事なことです。