みんなのワークライフバランスも最終回となりました。


第1回目でWLBとは「優秀な人材の確保と定着」であるとお伝えしました。

しかしながら、実践できていれば、「優秀な人材が確保」できるのか、
「生産性が向上」するのかと言えば、当然ながらそうではありません。

長時間労働の削減、業務分担、パートタイマーや高齢者の活用など、
WLBを進めるにあたり、様々なことをお伝えしてきましたが、

最も重要なことは・・・



指示をする人、指示を受ける人、制度を考える人、実行する人、
そこには

「人」

が介在し、

「感情」

があることを忘れてはいけないということです。


ワーク=仕事、ライフ=生活

人らしく健康で豊かに生活していく上で、仕事が欠かせないことも事実です。

かつての日本は「生活するために仕事」
をしてきました。しかしながら現代では、格差はありますが、

「生活水準を向上させるため」に仕事をしている

と言うことができ、生活に困窮して仕事をしているというよりは、
やりたいことを実現するために仕事をしている人が多いと言えます。


会社は「生き残っていくため」

であり、

社員は「生活水準を向上させていくため」

に働きます。

労使間の乖離は不況になればなるほど広がり、残念ながら現代においては、
生活の質を上げることが国策としても重要視されていることから、
バランスを保つことが難しく、労使間の問題は絶えず発生していると
言えるでしょう。

「作業の効率化を図ることで長時間労働を抑制し、仕事以外の生活の質の
向上が社員のやる気につながります、だから休日や休暇を増やしましょう、
社員の生活を第一に考えましょう、労使間の問題も解消し、売り上げも
伸びますよ」

と声高に言う書籍が多くあります。

しかしながら、仕事をみっちりとして、自己実現を目指し、やりがいを
持つ人が居るのも事実です。


様々な価値観を持った人がいるということを忘れず、ただWLBを
目指すのではなく、会社の方針を明確にし、その枠の中で社員が

「考え、運用し、チェックし、見直して、再度運用していく」

というサイクルを回して、労務管理を循環させていくことが重要となります。

互いが納得し、活用できる制度を作っていきましょう。