開幕問題で揺れたプロ野球界−。

プロ野球に限らずですが、プレイヤーとマネジメントがはっきりしており、
実際には球団オーナーが存在しますが、
監督を経営者、コーチを管理職、選手を社員と仮定すると会社経営と合致します。

プロ野球では全員がエースで4番打者では勝てないと言われますが、
会社経営もまったく同じことが言えます。

それはなぜでしょうか?



プロ野球では、よく「自己犠牲」という言葉が使われます。
典型的なものはバントであったり進塁打ではないでしょうか。

プロスポーツの世界では自己犠牲が評価の対象となるのですが、
会社の人事評価の中で自己犠牲が評価されることは多くないと感じます。


会社の生産活動において、営業という売上や粗利益に繋がる部門を直接部門、
人事や総務、経理といった縁の下の力持ちの部門を間接部門、
実際にはもっと細分化できますが、単純にいえば大きく2つに分類できます。

直接部門は目に見える形で成果が表れますので評価しやすいですが、
間接部門はなかなか目に見えないため評価が難しいと思ったことはありませんか?

ここで先述した「自己犠牲」を用いてみるのも一つの手法です。
誰でもできる仕事だけれども率先して処理し、他の労働者の負担をかけない心遣い、
それでいて自己保有の業務もちゃんと処理してくれれば生産性が下がらない
自己犠牲と言えます。

大きな功績ではないかもしれませんが、会社としては必要不可欠です。


脱線してきましたので話を戻しますが、全社員がエースで4番打者の会社があった
とすれば「我が我が」となりがちで、組織として成り立たないでしょう。
そもそもそんな会社が存在するとは思ってもいません。


「我が我がの「が」でなくて、人を人をの「を」でいこう」


こんな言葉もありますが、互いに助け合うことが求められる会社という大きな集団の
中では当然のことであると言えますが、会社規模が大きくなればなるほど
希薄になってくるものです。


また、

「適材適所」

この言葉にも会社経営のヒントが隠されています。


エースで4番打者は一握りの人間でいいのです。
むしろ、一握りの人間しかなれないくらいでないとダメなのです。

ある一つのことに精通しているスペシャリストを作る、
業務分担を経てオールラウンダーを作る、
プロスポーツでは当然のように考えられていますが、会社経営も同じく、
これら適材適所の配置の実践こそが今まさに求められていることであります。