〜セクハラ抑制の背景 〜


昔のテレビ番組では、公然とセクハラが行われていた気がしませんか。

有名な大人気某歌番組では、今では考えることができない有名アイドルが
抱きつかれたりしていましたし、
人気女子アナもついこの間まで、触られていた記憶があります。



ハラスメント行為に該当するかどうかは、受け手側の感情に左右される
ことは、ずっと話をしてきた通りなのですが、商品として売り出された
80年代のアイドル達は、売れるためには我慢をしなければならなかった
のでしょう。

90年代は女子アナブームが到来した時期と重なり女性がさらに活躍した
時代でもありますが、バラエティ番組では、セクハラまがいの行為が
よく映し出されていましたよね。

2000年代は女性シンガーが活躍し、働く女性が活気づいてきた時代
でもあります。


1986年から施行された「男女雇用機会均等法」によって職場での
男女平等を実現しようと、家庭と仕事が両立できるように法整備が進み始め、
各テレビ番組では女性は当然のようにマスコットのように扱われていました。


この頃は経済情勢も比較的順調で、経済界からの強い反発で、男女雇用
機会均等法は、性の差別を禁止するまでには至らず、採用や昇進差別等の
禁止は努力義務となり、ある種骨抜きな感じになりました。


時は流れ・・・
アジア経済の通貨危機が訪れ、1997年のに法改正により、企業へ
努力義務としていた男女差別の抑制を原則禁止とし、初めてセクハラ防止の
ための措置を講じることが規定される等、全面的な改正となりました。

この頃から働く女性の意見が強くなり始め、

「セクハラ」

が広く認知されるようになったのです。


2007年には、さらなる改正がされ、表面上は差別に見えない慣行や
基準が実際には一方の性に不利益となる「間接差別」の禁止、妊娠や出産
などを理由とする退職強要や職種・配置転換などの不利益な扱いの禁止、
さらに女性だけなく・・・

「男性へのセクハラ防止対策」を企業は義務づけられました。

これまでの、女性のみに焦点を当てた内容ではなく、広い意味で性差別を
捉えているのが特徴で、このような様々な改正を経て、働く職種の呼称も
変化し、

保母さんは保育士

看護婦さんは看護士

となり、男女平等の流れは加速していったのです。


これらの流れを踏まえれば、ハラスメントへの強化も当然で、
女性の活躍も当然なのですが、1回目でお話したように、

これがハラスメント!?ってものまでが生まれてきています。


正直行きすぎた面があるものもありますが、時代の流れとともに対応して
いかなければならない問題であることがわかっていただけたかと思います。

社員管理の重要性は日に日に増してきていると言えますので、
いつでも対応できるようにしておきましょう。