ラグビーで一時代を築いた新日鉄釜石は釜石シーウェイブスと名を変えていますが、
震災の影響で一時はチーム関係者全員が安否不明となりましたが
選手とその家族全員の無事が確認され、その強靭な肉体を生かして被災地への
支援活動を行ったことが記憶に新しいです。

ラグビーの最大の特徴は、監督がベンチに入らずスタンドから観戦(指示)する
ことにあります。

選手に求められることは「自分で考えて動く」ということ。
皆様の会社の社員は自分で考えて動きますか?指示待ちになっていませんか?


ラグビーでは監督の指示をコーチやマネージャーがトランシーバー等で受け、
試合を仕切っているキャプテンに伝え、キャプテンが他のプレイヤーに伝える構図です。


会社経営も同じです。

経営者が管理職(部長等)に指示を与え、管理職はその他の役職者(管理職以下の
役職者)にその指示を与え、役職者は部下に指示する。

人数規模によっては経営者が一般社員に直接ということもあるでしょうが、
基本はどの会社も同じでしょう。


当たり前のことであり一見簡単なことに思えますが、実は非常に難しいことなのです。


指示の出し手・受け手、そしてその指示を伝える側と伝えられる側。
これを繰り返していくと伝え方に難があったり受け手側のフィーリングがずれていたりで
そもそも伝えたかったことがずれてしまうということも少なくありません。


「会社の考えを浸透させる」

同じ組織に属している以上、全員が同じ情報を共有し
会社の考えを全員が理解しているのであれば、その会社は非常に強いと言えます。


これを実践できている会社の大半はもう一つ上のステージにあります。

「会社の指示・命令を解釈した上で自分のエッセンスを加えることができる社員の存在」

会社の考え方を理解できるならば、自ずともっと頑張りたいという意識を持つのが
当然です。こういう社員は必ず自分なりに考え行動します。
このレベルの社員が全体にどれだけいるかで、会社の強さが見えるものです。


会社の考えや方針を理解できる社員・理解できない社員との大きな差は、
自分で考え行動できるか否かにも関わってくるのです。

私の出身大学はラグビーが強く、盛んに言われていた言葉が「修正力」でした。
この修正力こそが、自分で考え行動するということではないでしょうか。


会社の考えを浸透させることに悩まれている会社は少なくないでしょう。
受け手側の社員にも問題があるのかもしれませんが、
もしかすると出し手側の伝え方にも問題があるのかもしれません。

このこと自体を受け入れることができる経営者も少なくないかもしれませんが、
経営者として逆に部下の意見を聞き入れることができるのか?
一つの問題提起としたいと思います。