6月10日から6月12日まで陸上の日本選手権が行われました。
この筆者である私も学生時代は100mを専門としてそれなりに活躍しましたが(笑)、
30歳を超えてなお同級生が日本選手権に出場しているのを見ると嬉しくなります。

陸上は個人スポーツと見られがちですが、陸上経験者として「団体スポーツ」と
言い切れます。

この「個人スポーツ」ではなく「団体スポーツ」であると言い切れる部分がミソです。

元○○チャンピオンである筆者の思いを感じて下さい。


私の専門種目は100mでしたので、ますますもって個人競技と思われがちですが、
個人成績が伸び出したのは
リレーで県大会で優勝しようという仲間との目標意識からでした。

○○はこのタイムで走ればいい、●●はこのタイムで走ればいい−。

まだ中学生でしたからそんな具合です。

その夢叶い県大会優勝、九州大会でも準優勝、調子に乗ったせいで全国大会は惨敗。
高校ではインターハイ優勝も味わいましたが、大学時代は怪我の連続で挫折感に
溺れる日々。


このままでは私の昔話で終わりそうなので話を戻します。

私が陸上を個人スポーツではなく団体スポーツと言う理由は


「意識の共有化」


にあります。


リレーや駅伝だけが団体種目というわけではありません。

個人種目が多いだけに他種目者に興味なしと思われるかもしれませんが、
実はその逆で、陸上には学校対抗で点数を争う側面もあります。
(優勝者8点、2位7点、…8位1点、大会新記録を出せばプラス○点等)。

これが意識レベルを統一させることに繋がっています。
走る・跳ぶ・投げる、求められることが全く異なる集団が一つになるのです。


会社組織も同じことが求められていると考えます。

業務内容がまったく違う社員と言えど、会社の方向性や経営理念を共有化できていれば
自ずと進むべき道は同じになります。


これが陸上競技でいうところの意識の共有化、団体スポーツと言える所以です。

陸上でいう異種目間での意識共有、会社でいう異職種間での意識共有、
どちらも考え方は同じです。

同じ業務内容であればライバル関係であったり切磋琢磨しあえる関係であったり
意識の共有化が図りやすいでしょうが、
業務内容が異なれば意識の共有化を図ることの難易度が上がります。



前回は「会社の思いを社員に伝える」ことを書きましたが、
今回は「社員同士の思いは通じ合っているか」がポイントです。



会社を成長させるには

「個の力を磨くこと」「同じ方向を目指すこと」

この2つが必要です。

個の力を磨くことは上司の指導や自己研鑽に尽きますが、
同じ方向を目指すには上司の指導だけでは到底及びません。
上司の指導に自分の頑張りをプラスしても足りません。

同じ方向を目指すには自分以外の「相手」の存在があるわけですから、
相手への配慮も必要になるのです。



「隣の席の○○がどういった仕事をしているかわからない」

最近ではこういったことも少なくないそうです。
このような会社では意識の共有化など図れるわけがありません。


こういった会社では、いきなり共有化を唱えるのではなく
まずは仕事の「見える化」から始めて下さい。

誰がどういった仕事をしているのかを知ることで新たに気付くこともあるでしょう。
「見える化」から「共有化」に繋がっていきます。