「ドラフト会見を振り返り、自分が何を求められているかを考えた」

プロ野球のあるチームの新人投手が久々に勝利し、そのときに上記のことを言っていました。

これは実に奥深いことであります。

誰もが経験する「入社」において、この「振り返り」が出来る人・出来ない人とでは
入社して数年後には非常に大きな「差」が生まれます。

振り返りは意識レベルだけでなく業務レベルも向上させます。


新卒の方であれば入社して間もなく5ヶ月が経過することになります(8月25日現在)。

この5ヶ月間がどうだったか、大半の方はすぐに思い返すことができるでしょう。
筆者としては「入社前の気持ち」を振り返ってほしいと考えます。

「この会社で○○をしたい」「自分はこうありたい」

全員がこのような夢や目標を持って入社したことでしょう。

しかし理想と現実の差を感じる5ヶ月だったという方が多いのではないでしょうか。


筆者は大学を卒業して銀行に入行しましたが、入行後6ヶ月間はコピーを取るだけの毎日でした。
「こんなことをするために入行したんじゃない!」と毎日思ったものです。

同期ほぼ全員が同じことを経験しましたが、私がここで考えたことはコピーという
単純作業の中で同期よりも前に出てやろうということ。

と言ってもコピーを早く上手に行うというわけではありません(笑)

コピーする前に書類の数字をひたすら読み、何が大事なのか、どこを企業に提案するのか、
過去の事跡と照らし合わせてひたすら独学をし、わからないことは担当者に質問攻め。
まぁコピーが遅いと怒られることもありましたが(苦笑)、
この6ヶ月間があったからこそその後の銀行生活、そして今があるように思います。


私の話ばかり語っても申し訳ないので戻しますが、新卒で入社した社員が

「やりたいことと違う!」

という理由ですぐに退職するケースが年々増えているように感じます。


「今やっていることは無駄」「自分の将来を考える上で無意味」

ではなく

「今やっていることを将来の自分に繋げる」

という気概を社員に見せてほしいと思いますし、
これからの時代は会社も説いていかなければいけないでしょう。


私の時代と変わってしまったと一言で片付けるのは簡単ですが、
時間や費用をかけて採用した社員にすぐに退職されることはマイナスでしかないですから。


皆様はメンター制度という言葉をご存知でしょうか?

メンター制度とは、業務の指導であったり業務内外の相談役となる先輩社員が
マンツーマンで新入社員をサポートする制度のことをいいます。

先輩社員が新入社員に「自分も同じだったんだよ」と一声掛ければ
新入社員も「○○さんもそうだったのか」と精神的に前向きになれます。

また、新入社員の面倒を見ることで先輩社員も人を育てるというマネジメントを
早い段階から経験できると同時に冒頭で申した振り返りもできるわけです。


以前と違って会社がきっかけを与えてあげないと伸びない・育たないとも言われておりますが
きっかけを与えて伸びてくれるのであれば会社は働きかけるべきです。

時代は変わります。過去と現在を比較することはナンセンスです。

メンター制度を作りましょうというわけではなく、会社としてどういうきっかけ作りをするか、
会社の未来を担うであろう新入社員・若手社員を育てるということはこういうことではないでしょうか。