年俸制度や褒め方・叱り方、上司と部下の関係等、
プロスポーツの世界を参考にできることをこれまで触れてきました。

ただし、あくまでこれらは会社組織における外枠でしかありません。


「プロ意識」

会社組織における内枠、それは社員の内面的要素でしかありません。


「私はこれだけの仕事をしているのだからこの給与額は少なすぎる」

御社にはこうした社員がいませんか?



「権利の主張」「義務の履行」

このバランスが持った社員が最近特に少ないと感じます。

会社が社員に期待すること、それは利益に貢献することでしょう。
会社は社員に「労働力を提供し利益に貢献する」ことを義務と考えるはずです。


では社員側はどうなのか?

「労働力を提供しているから給与をもらうのは当たり前」

会社が期待する「利益」に対する考えが希薄であり、会社に対する「義務」を遂行せず、
社員は単純に「権利」だけを主張してしまう風潮にある気がしてなりません。

権利の「主張」は、給与であったり休日であったりという「対価」であり、
会社は「対価」を分配するには「義務」を履行してもらわないと原資不足となります。


経営者、役員、管理職であれば「こんな考え当たり前」と理解いただけるでしょう。
しかしながら理解できない方が存在することも事実です。


私が思うところではありますが、自分の仕事に自信を持っているという人ほど
「権利」を主張しません。

なぜなら会社から十分な評価を得ているからです。

ここまで言えばご理解いただけるでしょうが、
「権利」を主張する人はこの逆のパターンで、仕事に自信がない、
もっと言うと会社からの評価が低い、さらに突っ込めば評価すらしていない−。


「経営者、役員、管理職、身近な上司と話をしない」

権利を主張しがちな人の特徴とは思えませんが、実はこれだと感じています。
話せないから突然爆発してしまう、精神的に疲弊した状態であるとも言えます。


権利を主張する方とは互いに納得いくまで「対話」をしましょう。

評価して下さいとは言いませんので、仕事のどこが何がダメなのか「指導」をしましょう。

うちの会社はこうありたい、だからあなたはこうあってほしいという
ビジョンを「共有」しましょう。


どんなに技術が発展しても、どんなに商品力が優れていても結局は「人」です。
「人」は「見てくれている」「気に掛けてくれている」ことに弱い生き物です。


冒頭で「プロ意識」「内面的要素」と言いましたが
きっかけを作るのは会社の務め、それを伸ばすことが社員の務めです。

「人」が優れている会社は当然強いです。
強い会社を目指すには「人」から、ということを改めてご認識いただきたいと思います。


筆者がその時々で思ったことを自由に執筆させていただいた全12回、
何か一つでも心に留まってくれたならば幸いです。
お付き合いありがとうございました。